コレステロールの薬で、糖尿病は悪くなるのですか?

テレビで自分が飲んでいる薬を同じ写真がでて、コレステロールの薬は糖尿病が悪くなる、といっていた、と患者さんから質問を受けた。

テレビや新聞、雑誌でこんなことをいっていた、という質問は良く受ける。患者さんが勘違いしているのか、メディアをうまく伝えていないのかわからないが、誤った思い込みで、薬を勝手に中断したり、処方した医師との関係がおかしくなったりする場合もある。

今日の方は、素直に相談してくれたので、助かった。しかし、主治医に話をせずに、不安や不信感を持つケースの方が多い。

コレステロールの薬が、糖尿病を悪くするのか? の質問に答えたい。

コレステロールを下げるスタチンという種類の薬には、糖尿病を悪化させるという副作用は報告されている。もちろん、報告されているのであって、頻度は非常に少ない。

むしろ、コレステロールの数値を下げて、内臓脂肪を減らすことが、糖尿病の治療の良い方に働くことが多い。

糖尿病の患者さんは、動脈硬化の合併症を抑えるために、コレステロールを下げた方がいい。
糖尿病で、コレステロールが高い人は、副作用よりも、得になることの方が圧倒的に多い。だから、コレステロールの薬を飲んだ方がいい。

もちろん、薬を飲んで、筋肉痛などの異常な症状を感じたら、内服を中止して、処方した医師と相談すべきである。

医師の方も、副作用がでないように、採血検査で肝機能値などの数字をチェックしているので、患者さんにも協力してほしい。
 

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