医者の品格

近頃、医者の品格が落ちたと感じている。医療費削減の旗印のもとで、経営の厳しい病院からはいつも金の話だ。誰の稼ぎが多いだの、どのやり方が儲かるだの、そんな話ばかりしている。
国がきめた診療報酬のとおり、利益の薄いところからは撤退し、報酬の厚いところに寄っていく。
はっきりいって、さもしい。
こうした医療をしたい、あるべき理想の姿を追いかける情熱などはなく、年寄りの懐からどれだけかすめ取るかの算段をするのが、病院経営なのか。
職業人の品格は、仕事に対する自信、情熱、プライドが支えている。良質な医療をしたことではなく、いくら稼いだかを価値とされる職場では、医者の品格を維持することが難しくなっている。

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