新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えよ

感染症

今年(2022年)の冬、新型コロナとインフルエンザが同時流行する可能性があります。ピーク時には、新型コロナが1日45万人、インフルエンザが1日30万人規模で同時に流行し、あわせて1日75万人の患者が発生するという予想もあります。

南半球のオーストラリアで、インフルエンザが流行しています。冬は空気が冷たく乾燥し、呼吸器感染症の流行する時期です。新型コロナの第7波は落ち着いてきましたが、次の第8波は、さらに大きな流行に襲われる危険性があります。インフルエンザの流行が3年近くなかったため、インフルエンザに対する免疫が低下している可能性があります。新型コロナが流行し始めてから、ほぼゼロであったインフルエンザの患者が、外来でもときどき見つかるようになり、これまでとは違うぞという予感がします。

備えよ

  1. 新型コロナ・インフルエンザの同時流行に備えて、ワクチン接種をしましょう。 新型コロナとインフルエンザワクチンは同時接種も可能です。
  2. これだけの規模の流行がおきた場合、医療機関の外来は患者であふれてしまいます。外来診療がひっ迫した場合、医療機関への受診は重症化リスクの高い人(高齢者、基礎疾患のある人、妊婦、小学生以下の小児)が優先されます。
  3. 重症化リスクが低い人は、市販の新型コロナ検査キットでセルフチェックを行ってください。検査の結果、陽性の場合は、健康フォローアップセンターに登録し、自宅療養を行います。流行が始まる前に、市販の新型コロナ検査キットを購入しておきましょう。症状が悪化した場合は、健康フォローアップセンターに連絡し、医療機関を受診した方がよいか相談してください。
  4. セルフチェックで新型コロナが陰性の場合、電話・オンライン診療に対応する医療機関や、症状が重い場合は発熱外来やかかりつけの先生に相談してください。

新型コロナ・インフルエンザの同時流行になった場合の外来診療フローチャート

日本感染症学会「この冬のCOVID-19とインフルエンザ同時流行の際の注意点」を一部改変

<参考>

厚生労働省「第2回新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォース」(2022年10月18日)
日本感染症学会「この冬のCOVID-19とインフルエンザ同時流行の際の注意点」(2022年10月20日)

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