甲状腺機能低下症の受診について教えて下さい

20年程前に橋本病と診断され、以来、チラージンを服用しています。

専門病院ではなく、1年に数回、定期的に通院している総合病院のアレルギー科で薬を処方してもらっていますが、長いこと血液検査もなくメインの病気の処方ついでという感じでチラージン50mgの処方が続いてます。

ここに通う以前、4年前に別の専門の個人クリニックでエコー検査にて甲状腺の萎縮が指摘されたのですが、ここでの通院をせず、検査をしないままの現在の状況に不安を感じています。

専門の個人クリニックに通い続けなかった理由は対応に少し疑問を感じたためですが、やはり定期的に検査のできる甲状腺専門クリニックに通ったほうが良いでしょうか?

(現在、足のむくみや声枯れを少々感じています。
チラージンは最初に診断された時から徐々に増量となり、検査をしていない現状は固定量のままです)

また甲状腺の萎縮は放置しておいたらどうなるのでしょうか?

お忙しい中を恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします。

医知場先生の答え

ご質問、ありがとうございます。結論からいいますと、甲状腺のみれるクリニックに通院すべきです。
橋本病は慢性甲状腺炎ともいわれ、女性の方によくみられる病気です。
甲状腺ホルモンの内服で治療できる病気ですが、甲状腺ホルモンの分泌には変動があります。その変動にあわせて、甲状腺ホルモン(チラージン)の投与量を調節する必要があります。
ですから、年に何回かは甲状腺ホルモンの数値を血液検査して、薬の量があっているがどうかを判断します。
病状としては、甲状腺ホルモンが足りない可能性もあります。
また、まれですが、橋本病から悪性リンパ腫などが発生することもあり、超音波による甲状腺の検査も必要です。
いずれにしても、甲状腺の専門医を受診することをおすすめします。先生とあわなければ、納得のできる別の先生をさがしましょう。

2 件のコメント

  • お返事ありがとうございます。
    甲状腺専門のクリニックにて診てもらい、定期的に血液検査や画像診断なども受けることにします。
    痛くもなく、自覚症状も加齢のせいと思ってしまうところがあり、どこかで軽くみていたのかもしれません。
    背中を押していただき、感謝しております。

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