「今日の治療薬」という本について

かかりつけ医の内科に、最近新しく若い先生が増えたのですが、その先生は、問診の時に必ず「今日の治療薬」という本を広げて、いつも何かを調べているんです。お腹の調子が悪くて行った時は、「えっとー、胃腸炎、胃腸炎…」とつぶやきながらその本で何かを調べていました。

先生の性格もあるのでしょうが、話し方も事務的かつ機械的、顔も見ずに電子カルテとにらめっこ、あげく、本でいつも字引してるのを見ると、ちょっと不安になります。ひたすら気になってしまったので、彼が肌身離さずバイブルにしている「今日の治療薬」はどんな本なのか、ご存じでしたら教えて下さい。

医知場先生の答え

ご質問、ありがとうございます。
今日の治療薬、という本は、薬の効能や副作用、使い方がまとめてある参考書です。
最近は、ジェネリックが増えて、聞いたこともない名前の薬もあり、調べるのには重宝しています。
他にも、今日の治療指針、今日の診断指針、といったシリーズがあり、
大学の教授などの専門医が、治療法や診断基準などを解説していますので、それなりに参考になります。

しかし、患者さんの前で参考書を開くのは、プロとしては失格ですね。
正確な治療をしたいという気持ちだとは思うのですが、
診察室に参考書持ち込むのは、どうでしょう。

カルテを整理しますので、待合でお待ちください。
と言って、そっと調べるのが、できるお医者さんです。

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