風疹の抗体

妊娠前の今年の2月10日に風疹の抗体を調べて、
「56」という数値結果で、この数値なら予防接種は必要ないと言われました。
その後妊娠し、今年の7月29日に最初の妊婦検診で血液検査をしたところ、
風疹の抗体の数値が「16」で数値が低いため分娩後に予防接種をするように言われました。
妊娠中、安心できるように事前に抗体があるのか調べていたのですが、このような結果で、妊娠期間中不安で過ごさないといけないことに落ち込んでいます。
予防接種接種後3ヶ月は妊娠できないという情報を元に早めに抗体の有無を調べていたのですが…
5.6ヶ月という短期間で抗体がこんなにも下がるということはよくあることなのでしょうか?仕方がないのでしょうか?
どうか教えてください。

医知場先生の答え

ご質問ありがとうございます。風疹の抗体検査には、HI法、EIA法などがあり、HI法は何倍まで薄めると反応しなくなるかで判定します。
おそらく、質問された方はHI法で調べられたのではないかと思います。32倍以上で予防接種不要。16倍は一般的には接種不要ですが、確実に予防するには追加接種が必要です。
風疹の抗体価が、妊娠によって下がるという明確な証拠はありませんが、妊娠中は免疫力は低下するので、抗体価がおちた可能性はあります。
妊娠中に風疹ワクチンを接種することはできません。16倍ですから抗体価は低めですが、感染の防護力はありますので、とくにパートナーの風疹の抗体価が十分あることを確認し、
人ごみをさけるなどの一般的な対策で対応は可能と思います。
ご心配なところは、産婦人科の先生ともご相談ください。

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