のう胞(囊胞)

腹部エコー

腹部エコー検査で、肝のう胞、腎のう胞がみつかった人が多いと思います。

のう胞とは、肝臓や腎臓などの臓器の中が、一部、空洞状になったものです。

空洞というとびっくりするかもしれませんが、水をいれた風船のようなものと思ってください。基本的にまったく良性のもので何も処置をする必要はなく、放っておいて結構です。小さなのう胞があるのはきわめてよく見かけるもので、病気ではありません。

しかし、のう胞が大きくなったり、形がいびつであったり、数が増えて臓器の機能が落ちるようなことがあると問題になります。

のう胞が見つかった人は、年に1回程度、エコー検査で大きさや数などの経過を観察するといいでしょう。また、血液検査や尿検査で、肝臓や腎臓などの機能もいっしょに検査してください。

 

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