人間ドックや健診などを受けると、検査結果によって、6段階に分けて判定されることが多い。
A:異常なし
B:軽度の異常はあるが日常生活に支障なし
C:軽度の異常があり生活習慣の改善を要する
D1:要医療
D2:要精密検査
E:治療中
健診では、Aが1、Bが2、Cが3、D1が4、D2が5、Eが6と記載されることもある。
BとCは、異常の程度によって決められている。
Bは、正常よりはわずかにはずれているが、そう心配はないので様子をみればいい。
Cは、すぐに治療をはじめる必要はないが、異常があることを念頭に置いて、最低年に1回は検査を受ける必要がある
異常値によっては、飲酒を減らす、体重を減らす、運動をするなどの生活習慣の見直しをして欲しい。
D1は、なんらかの治療が必要なものだが、すぐに薬の治療を始めることを意味しているわけではなく、
まず、再検査や追加の検査をして、薬が必要かどうかを判断する。
食事や運動の指導も、大事な治療だから、そうしたものも含めた治療が必要という判断である。
D2は、異常の原因や、治療の必要性などを、さらに詳しく検査する必要がある場合で、
必ずしも、悪性の病気を疑っているからではない。
健診やドックの限られた検査だけでは判定が難しい場合に、上乗せの詳しい検査をお願いしている。
Eは、すでに、その病気で治療中の場合で、たとえば、血圧や糖尿病の薬を飲んでいる人では、血圧や血糖値は薬を飲んだ上での参考値であるから、治療中と判定される。
ただし、治療中の方でコントロールの悪い人は、結果を主治医と相談して欲しい。
コメントを残す