心不全について

初めまして。81歳の母のことで質問なのですが、先日、多少の息苦しさを訴えて、病院に行ったところ、肺に水が溜まっていて、入院となりました。心不全を示す、BNPも585と高い値でした。

医師の説明では、肥大型心筋症(閉塞性はなし)と狭心症、発作性の不整脈があるとのことでした。また、心不全の状態だともいわれました。ただ、5日ほどの入院治療で、症状は改善し、BNPは130ほどまで下がり、(3年ほど前の200より良い数字)不整脈も治まっているとのことで、退院となりました。

今では、薬の内服と塩分控えめの生活改善で、元気にしているのですが、先日ネットで、心不全の予後が良くないという情報に出会い、ショックを受けました。5年生存率が50%ということですが、これは心不全と言われた人にはすべてあてはまることなのでしょうか?原因となる病気によっても状況は変わってくることはないのでしょうか?

それなりに元気な母をみていると、このような怖ろしい統計は受け入れられないのですが。よろしくお願いします。

医知場先生の答え

心不全は、心臓の機能が低下した状態です。
肺に水がたまる状態は、心不全としては進行した段階になります。
しかし、心不全は高齢者では特別な病気ではなく、加齢としての側面もあることを理解してください。

確かに、進行した心不全の5年生存率は良くありませんが、これはあくまでも統計の話で、
心不全の方、すべてに当てはまるものではありません。

内服薬でコントロールがつけば、それ以上の結果も当然、期待できます。
ただ、心不全はゆるかやに進行していく病気であることも事実です。
患者様の一日一日が少しでも楽しい時間になるように、できることをしてあげてください。

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