医者がよく使う言葉で、何となくわからないのが、炎症(えんしょう)です。
炎症とは、細菌やウイルスが体内に入り込んで、体がそれに反応している状態です。赤くなったり、熱を帯びたり、腫れたり、痛くなるのが、炎症が起きているサインです。
炎症と似ている言葉に、感染症(かんせんしょう)があります。感染症は、病気のもとになる微生物(病原体)が、体の中に侵入して起きる病気です。おもな病原体となる細菌やウイルスは、空気中や水、土壌、動物など、私たちの身近に潜んでいます。
炎症の程度を判断する、代表的な検査がCRP(シーアールピー)です。CRP(C反応性蛋白)は、炎症が起きると血液の中に増えてくるタンパク質です。
炎症が強いほど、この数値は増えてきます。逆に治療によって、炎症が落ち着いてくると、数値は正常化していきます。
ただし、この数値は炎症の沈静化からやや遅れて正常化していくので、実際の経過からはややずれていくので注意が必要です。
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