はじめまして、親父

おじぎ

先日、3ヶ月ぶりに、実家でひとり暮らしをしている父に会った。持病のせいで、少しボケがあり、ときどき、体を動かすのがつらくなるのは、わかっていた。今回は、いつもと様子が違う。

部屋に入ると、妙におびえたように、ちらちらとこちらを見ている。そのときは、久しぶりに娘も連れて行ったので、私を見たり、娘を見たりしては、眼をそらす。

そして、突然、「はじめまして」と、声をかけられた。

私と、娘も、思わず、「はじめまして」と、返答をした。

私の方は、少し痩せたり、髪型が変わったりしていたし、娘も、化粧をしたり、髪を染めたりして、少し大人びていたのだろう。しばらくして、思い出したようだが、これは、だいぶ、ボケが進んだなと観念した。

これからも、親父とは、何度も初対面を繰り返すだろう。

「はじめまして、親父」

あなたは、いつも私に、人生を教えてくれるんだね。

おじぎ

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