あなたの肺は何歳ですか、肺年齢

肺も、歳をとります。とくに、たばこを吸う人は、早く歳をとります。肺が老化し、呼吸機能がおちる病気をCOPDといいます。COPDは、いわば「肺の生活習慣病」です。

肺年齢は、スパイロメトリーという簡単な検査でわかります。肺活量の検査でつかうので、みなさんも受けたことがあるかもしれません。

日本呼吸器学会での、スパイロメトリー検査から簡単に肺年齢を計算する「肺年齢」の計算式を発表しています。

  • 男:[0.036×身長(cm)-1.178-FEV1(L)]/0.028
  • 女:[0.022×身長(cm)-0.005-FEV1(L)]/0.022

<注> FEV1(L)=最大に息を吸い込んで一気にはき出したときの、最初の1秒間の空気量

肺が歳をとってCOPDになっている人が、40歳以上の8.4%、約530万人いると推定されていますが、その1割程度しか診断がついていません。残りの9割は見つからずに、放置されています。

いよいよ、肺が歳をとると、酸素を吸い続けなくてはなりません。たばこを吸う人は、一度、肺年齢をチェックしましょう。もちろん、禁煙のお手伝いもしますよ。

*肺年齢を計算できるサイトがありますので、紹介します。
肺年齢.net「肺年齢オンライン計算機」

<参考>
日本呼吸器学会「肺年齢に関するステートメント」(2020/4/15閲覧)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

2018年9月18日

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