風しん

風しんは、風しんウイルスによって起きる発疹、発熱、リンパ節の腫れを伴う感染症です。

感染力は麻しん(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほど強くはなく、明らかな症状がでないケースも15−30%程度いるといわれています。一度感染すると一生免疫が持続し、再感染はありません。

症状

  • 風しんウイルスに感染してから2−3週間ほどして、発熱、発疹、リンパ節の腫れ(とくに耳の後ろ、後頭部、首)があらわれます。
  • 発熱は風しん患者さんの半数程度にみられます。
  • 明らかな症状がでないこともあり、典型的な症状がそろわない例では診断が難しいことがあります。

先天性風しん症候群

妊婦、とくに妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児に風しんウイルスが感染し、難聴、心疾患、白内障、精神・身体の発達の遅れなどの障がいをもって生まれてくる可能性があります。

風しんの広がり

  • 感染経路:飛沫感染(咳や唾液の飛び散り)
  • 潜伏期間:曝露後2-3週間(平均16-18日間)
  • 感染可能期間: 発疹のでる前後1週間
  • 隔離期間:発疹が消失するまで

治療

  • 風しんの特効薬はありませんので、症状を和らげる治療が主体になります。

予防接種(ワクチン)により感染を予防することが、最も重要な対策です。

ワクチン接種によって、95%以上の人が麻しんを予防できるといわれています。1歳になったら1回、小学校入学前の1年間にもう1回予防接種を受けましょう。定期の予防接種では、麻しん風しん混合(MR)ワクチンが接種されています。

多数の患者報告があるのは、アジアおよびアフリカ諸国で、とくに中国、インド、モンゴル、パキスタン、ナイジェリアの報告が多い状況です。風しんにかかったことのない方が海外渡航されるときは、風しんの予防接種を受けていない場合、または接種が不明な場合は予防接種を受けることをおすすめします。

妊娠と風しん

妊娠初期に風しんにかかると、胎児に感染し、先天性風しん症候群になる可能性があります。妊娠前で、予防接種を受けていない方や風しんにかかっていない方は、ワクチン接種を受けましょう。

すでに妊娠している方は、ワクチン接種を受けることができません。そこで、風しん流行時には、同居者で風しんにかかる可能性が高い人(たとえば、ワクチンの2回接種が完了していない医療従事者や教育関係者など)はワクチン接種について、医師に相談してください。

<参考>
厚生労働省「風しんについて」
国立感染症研究所「風しんとは」「風疹 Q&A」

麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種の対象者

2018年5月11日

麻しん(はしか)

2018年5月7日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です