回復期病床に入る条件がありますか

家内がクモ膜下出血で搬送され、大学病院で11月6日に手術を受けました。
現在、一般病床(ベット)で入院で、病院より一般病床は2016年1月15日までで、
1.回復期病床(リハビリ)に移るか、
2.他の病院に療養病床に転院
どちらかの選択を12月15日までにして欲しいと言われました。

1を選択する場合は、CV(点滴)ダメ、2時間〜3時間のリハビリに集中する事と説明を受けましたが、家族としては1を選択したいと思います。

そこで、お伺いしたいのですが、一般病床から回復期病床に変更となる場合、何か条件をクリアしないとダメなのでしょうか?家族希望で変更できないのでしょうか?

宜しくお願い致します。

医知場先生の答え

回復期リハビリテーション病棟は、
急性期の治療後に、リハビリテーションを行い、自宅復帰を目指すために病棟です。

急性期病棟から回復期リハビリテーション病棟へは、
多くの疾患で、発症から2ヶ月以内に入る必要があります。
疾患によっては、1ヶ月以内のものもあります。

リハビリをじっくり行うために病棟ですから、保険の制度上、
点滴をずっと続けていたり、化学療法などの治療をしていたり、
認知症でそもそもリハビリの指示通りにできない場合などは、対象から外れてしまいます。

保険制度といえば聞こえは良いのですが、
結局は、対象外の患者さんを受けいれると、赤字になるような報酬体系になっているため、
病院としても、この制度に逆らうわけにはいきません。
なかなか、ご家族の希望通りにできないのか、現実です。

回復期リハビリテーション病棟については、医知場の記事でさらに補足して説明する予定です。
ご質問ありがとうございました。

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