偽陰性と偽陽性

検査

どんな検査も100%正しい結果をだすことはできません。たとえば、新型コロナウイルス感染症の検査も、病気があるのに検出できない、病気ではないのに病気があるように診断してしまうこともあります。

  • 病気があるのに陰性と診断されることを、偽陰性(ぎいんせい)といいます。
  • 病気がないのに陽性と診断されることを、偽陽性(ぎようせい)といいます。

これは検査の精度には限界があり、また、鼻汁などのサンプルがうまくとれないなどの技術的な問題がおこるからです。検査の結果、

  • 病気があるときに陽性になる割合を、感度といいます。
  • 病気がないときに陰性になる割合を、特異度といいます。

感度が高い検査は病気を見逃す可能性が低く、感度が低い検査は病気を見逃す可能性が高くなります。特異度が高い検査は陽性であれば信頼性が高く、特異度が低い検査は陽性でも信頼性が低くなります。

理想的な検査は、感度も特異度も100%ということになりますが、そんな検査は存在しません。

さらに、検査結果が陽性のとき、陰性のとき、どれだけ正しく判定できるのかを「的中率」といいますが、検査を受ける方の病気の頻度が極端に低いときは、的中率が下がり、偽陽性が増えてきます。ですから、病気の確率が高い集団を選ばないと、的中率の高い検査を行うことはできません。

新型コロナウイルス感染症の検査も、100%正しい結果とは限りません。たとえ、検査の結果が陰性であっても、医師が症状や感染経路から感染の可能性が高いと判断したときは、自宅療養をお願いすることがあります。

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