W杯をテレビで見ていると、観客は誰もマスクをつけていません。コロナ、終わったんじゃないか?と錯覚してしまいます。でも、足元をみれば、大流行とは言わないまでも、コロナ患者は徐々に増えています。
今年の夏(南半球なので季節は逆の寒い時期)はオーストラリアでインフルエンザが流行しました。これは、新型コロナが世界的に流行してから初めてのことで、今年の冬は日本でもインフルエンザと新型コロナの同時流行が危惧されています。
新型コロナとインフルエンザ、どちらも、感染予防の鍵は、マスクと手指消毒です。医療関係者は基本的に一度マスクをつけたら、つけっぱなし。外すときは廃棄して、新しいマスクをつけ直すときです。しかし、一般の方は、飲食のときに外したマスクを、また、使うこともあるでしょう。基本は使い捨てなのですが。
さて、今さらながら、マスクの表と裏をきちんと意識して使っていますか?裏返しにつけたら、細菌やウイルスが付着している方を、口側にもってくることになり、かえって不潔で危険です。そこで、マスクの表と裏、マスクのつけ方をおさらいしたいと思います。ちなみに、今回は、医療用にも使われている不織布(ふしょくふ)マスクの着用法をご紹介しています。
まず、問題。「AとBのどちらが、外側(表)、口のつく内側(裏)でしょう?」
正解はB
- 鼻あてのワイヤーがある方が「上」です
- ワイヤーを上にして、一番下の折り目が上を向いている方が内側、つまり、口がつく方になります
- 一定の決まりをつくっておかないと、外したときにどちらが内側かわかりません。外したマスクを保管するときは、必ず、内側を上にしておきましょう。
鼻出しマスクはダメ
マスクから鼻をだしてつけている人がいますが、これでは役に立ちません。鼻から細菌やウイルスを吸引してしまいます。鼻あてのワイヤーをしっかり鼻におしつけて、マスクと顔の間にすきまがないようにしましょう。マスクの外側(表側)は不潔です。マスク表面は手で触らずに、耳ひもを持ってマスクを外しましょう。
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