子供の夜泣き、年寄りの不穏

夜泣き

あまり漢方は得意ではないのですが、認知症の患者さんの不穏症状に効果のある「抑肝散(よくかんさん)」という漢方薬があります。保険適用のある薬です。

どんな症状に効くかというと、

「神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症(女性ホルモンの変動に伴って現れる体と心の症状)、子どもの夜泣き、かんしゃく(神経過敏)」

つまり、子どもの夜泣きにも、高齢者の認知症患者さんにみられる興奮状態にも効果がある薬ということになります。

こうしてみると、小さな子どもと、認知症の高齢者は似ているように思えます。どちらも、言葉として自分の感情をうまく相手に伝えることができません。

お腹が空いたり、おむつが濡れていたり、さびしかったり、怖かったり、そうしたイライラやストレスをうまく表現できません。それが、夜泣きや不穏症状に繋がっているような気がします。

かわいい自分の子どもの夜泣きには、あやしたり、抱っこしたりと、つきっきりになるのですが、一晩中、声をだしてあばれる年寄りに、つきっきりでつきあうことはできず、やり場のないストレスを薬でごまかしてしまうのです。

夜泣き

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