多血症といわれたけれど

赤ら顔

多血症は血液の中の赤血球という成分が増えた状態で、貧血の反対です。

顔面のほてり、めまい、皮膚のかゆみなどの症状を訴えて見つかることもありますが、健康診断や、血液検査で偶然に見つかることがほとんどです。健診で「多血症の疑いあり」といわれて、驚いた人もいらっしゃるでしょう。

血液検査で、赤血球数、ヘモグロビン(血色素量、Hb)、ヘマトクリット(Ht)の値が増えています。健康診断では、下の基準を超えると、「赤血球増加あり」として精密検査が必要となります。

  • 男:赤血球数 580✕104/μl;血色素量(Hb) 18.0g/dl;ヘマトクリット(Ht) 52.9%
  • 女:赤血球数 520✕104/μl;血色素量(Hb) 16.0g/dl;ヘマトクリット(Ht) 47.0%

赤血球数が増加した状態を「多血症」といいますが、原因はさまざまで、

  • 血液の病気である「真性多血症」
  • 下痢や嘔吐、発汗などによる脱水による「見かけ上の多血症」
  • 男性に多く、喫煙・アルコール多飲者・高血圧・小太りで赤ら顔のストレス多い男性におきる「ストレス多血症」
  • 慢性呼吸不全や心不全による低酸素状態に続発してみられる「酸素欠乏性多血症」
  • 赤血球を増やすエリスロマイシンを産生する腫瘍が原因になるもの

などがあります。

生活習慣やストレスが原因になるものは、それを改善することで治ります。血液の病気である「真性多血症」の診断には血液内科で骨髄検査などを行うことがあります。

多血症は、赤血球数が異常に増えている状態で、血液がドロドロになり、血管がつまりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞をおこしてしまうことがあります。神経への血液の流れが悪くなると、頭痛、ふらつき、筋力低下、耳鳴りなどの症状が現れることがあります。入浴後にかゆみは訴えの多い症状です。顔面が赤くなり、眼が充血したりします。

多血症といわれたら

禁煙や食事、運動などの生活習慣の改善でなおる多血症なのか、血液の病気として治療が必要なものかを見極める必要があります。血液の病気ではない多血症も、血液の循環障害を起こし、重症の病気の引き金になることがあるので、生活習慣の改善に早急に取り組みましょう。

赤ら顔

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