梅毒

病原体は、

らせん状のスピロヘータの一種である、梅毒トレポネーマ

 

感染経路

1.性交によるヒト−ヒト感染:患者の性パートナーの10−60%が感染すると推定

2.経胎盤の母子感染

3.麻薬などの注射共用

 

梅毒の病期の進行と特徴

第1期 感染約3週間後に、痛みのない硬い潰瘍を形成する。無治療でも数週間で消失する。
第2期 第1期の症状がいったん消失した後、4−10週間して、皮疹(手掌、足底、口腔、陰部に多い)、全身のリンパ節腫脹、脱毛などが現れる。第1期と同様に、無治療でも数週間から数ヶ月で症状は消失する。
潜伏梅毒 第1期と第2期の間、第2期の症状消失後の状態
第3期 心臓、神経、眼、聴覚が冒される。無治療の第2期患者の10−40%が発症。数年以上を経て発症する。
先天梅毒 梅毒に感染している母体から胎児に感染する

感染性が強いのは、第1−2期

 

診断

1.病原体を直接顕微鏡で観察する方法があるが、検出は困難であることが多い。

2.採血検査で、抗体の上昇を検査する。

梅毒以外でも陽性になる偽陽性(ぎようせい)がしばしば認められる。

 

治療

ペニシリン剤の長期投与

 

予防のための基本的な知識

1.不特定多数の相手との性交渉は感染リスクを高める

2.口腔や肛門を介した性交渉でも感染する

3.再感染は何度でも起きうる

4.梅毒による粘膜病変があると、HIVなど他の性感染症の感染リスクも高まる

5.未治療の相手とは性交渉をもたない

6.性行為時は最初からコンドームを装着する

 

参考

国立感染症研究所HP 2015.12.25閲覧

http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/465-syphilis-info.html

 

厚生労働省HP 梅毒に関するQ&A 2015.12.25閲覧

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html

 

感染症レジデントマニュアル 第2版 藤本卓司著 医学書院 2013.

写真なし

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です