横紋筋融解症

筋肉には、手や足を動かすときに使われる「骨格筋」と、内臓にある「平滑筋」があります。

骨格筋は、顕微鏡でみると縞模様の横紋があり、「横紋筋(おうもんきん)」という組織に分類されます。ちなみに、心臓も「心筋」という筋肉からできており、分類上は横紋筋になります。

横紋筋がダメージを受けて、筋細胞が壊れて溶け出してしまう病気を、「横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)」といいます。

原因
事故や外傷で筋肉が直接壊れる以外に、
熱中症や脱水、
薬物の副作用でも起こります。

症状
手足の脱力感やしびれ、筋肉痛、血尿など

検査
筋肉細胞に多いクレアチンキナーゼ(CKやCPKと略すことがあります)という酵素が異常高値になります。血尿がみられることがあります。

筋細胞にはミオグロビンというタンパク質も多く含まれ、筋細胞が壊れて、大量のミオグロビンが血液中に流れ出すと、腎臓の尿細管という尿をつくる管を閉塞し、急激に腎機能が悪化することがあります。重症化した場合は、人工透析が必要なることがあります。

最近は、独居の高齢者が何時間も身動きがとれなくなり、救急車で運び込まれたときには、クレアチンキナーゼが見たこともないほど高くなっているケースが増えています。長時間、体が動かせない状態に放置されるということは、命に関わることになります。

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