健康な人でも尿にはわずかにタンパクがでています。とくに、激しい運動をした後、発熱時、ストレスがかかったとき、長い間立っていたときは、尿にタンパクがでることがあり、これは病気ではありません。しかし、尿タンパクが繰り返し陽性になる場合は、腎臓に異常がある場合があります。
一般的な試験紙での測定では、尿タンパク±は15mg/dL、1+は30mg/dL、2+は100mg/dL、3+は300mg/dLに相当します。
とくに、タンパク尿と血尿がともに陽性、またはタンパク尿が多いほど腎臓病が進行する危険が高いと考えられます。
タンパク尿が持続的にでている人、腎機能(尿をつくる能力)が低下している人は、慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)といいます。
慢性腎臓病を早期に発見するために、検尿検査でタンパク尿を検査することが重要です。
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