高血圧は、上の血圧と下の血圧だけでなく、平均血圧と脈圧を考えることが大事です。
医学用語では、血圧の数値のうち、上の血圧を収縮期血圧、下の血圧を拡張期血圧といいますが、ここではわかりやすいように、上、下と呼ぶことにします。
- 平均血圧=下の血圧+(上の血圧-下の血圧)÷3
- 脈圧=上の血圧-下の血圧
平均血圧は、細い血管の動脈硬化で上がります。太い血管にまで動脈硬化が進行すると、脈圧が上がってきます。
50-60歳代から、上の血圧は高いのに下の血圧が下がっていく人がいますが、これは脈圧が増え、太い血管まで動脈硬化が広がったサインであることがあります。
血圧の値をみるときは、上の血圧と下の血圧を見比べる必要があります。上の血圧から下の血圧を引いた数字(脈圧)が60を超えるようであれば、赤信号です。
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