炎症(えんしょう)という言葉はよく使われる用語です。感覚的には、何となくわかると思います。
たとえば「のどに炎症がおきている」というときは、のどが赤くはれ、痛みがあるでしょう。
「ひざの関節が炎症をおこしている」ときは、ひざに水がたまって赤くなり、ふくれて、押さえると痛みがあるでしょう。
炎症とは、細菌やウイルスが入りこんだり、傷がついたりして、体がそれに反応をおこした状態です。
発赤、熱感、腫脹、疼痛が、代表的な炎症のサインです。
炎症は、本来は、顕微鏡でわかるような組織の反応をあらわす病理学の用語ですが、感染や有害な刺激に対する体の反応を表現する言葉として、よく使われています。
感染や傷が体のなかで火のように燃えるので、それを消そうとする反応が、赤く、熱をもち、はれて、痛みがあるという症状になってあらわれるのです。
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