喫煙を続けていると、肺が慢性的に炎症を起こして、酸素の取り込みが悪くなり、息切れが起きるようになります。COPD(慢性閉塞性肺疾患)といい、肺の生活習慣病です。放置するとゆっくりと肺の機能が低下し、日常生活に支障をきたすようになります。
COPDの治療の基本は、禁煙です。さらに、低下した肺の機能を回復させるには、適度な運動が必要です。このとき、口すぼめ呼吸という呼吸法を行うと、効果的です。
口すぼめ呼吸のやり方
- 吸気は鼻から行い、唇を軽く閉じてゆっくりと息を吐く
- 呼気は吸気の2倍の時間をかけて息を吐くようにし、徐々に呼気を延長する
- 呼吸数は20回/min以下を目標に、徐々に呼吸数を少なくする
息を吐ききったまま、がまんすると、いきみになってしまうので、いけません。
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