治る認知症、水頭症

認知症

高齢になると、記憶力が低下してくるのは避けられません。しかし、単なる認知症と思われているケースの中に、実は、手術で良くなる認知症が隠れていることがあります。そのひとつが、「水頭症」です。

原因はよくわからず、脳圧が正常なので、特発性正常圧水頭症(iNPH)というのが、正式な病名です。

症状がゆっくり進行し、高齢者によくある認知症との区別が難しいために、見過ごされることも多いです。

水頭症とは

脳の周りは、脳脊髄液(髄液)という液体が、潤滑油のように浸しています。髄液は、脳室という脳の隙間で1日に500mlほどが作られ、同じ量が吸収されていますが、その循環が滞るのが、「水頭症」です。

歩行障害、認知障害(痴呆)、排尿障害が3大症状

  • 歩行障害は、歩幅が小さく、足が上がりにくくなり、足を開いて歩くために、ゆっくりで不安定な歩行になる。
  • 認知障害は、注意力、思考速度・反応速度・作業速度の低下、記憶障害が認められる。
  • 排尿障害は、尿意切迫、尿失禁がある。

検査

CT、MRIなどの画像検査で脳室が拡大して見えます。しかし、アルツハイマー病でも脳の萎縮により脳室が拡大してみえることがあります。

腰椎穿刺で脳脊髄液を少量排出し、歩行や認知の改善効果をみる、タップテストが診断に有用です。

治療は、細いチューブを脳室などに埋め込んで、髄液を逃がす手術(シャント術)が行われています。

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