新型コロナウイルス感染症 いまわかっていること できること

コロナウイルス

感染者の療養期間が短縮され、外出制限が緩和されました

厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部「新型コロナウイルス感染症の患者に対する療養期間等の見直しについて」(2022年9月7日)
  • 2022年9月7日より変更
  • 医療機関の入院患者や高齢者施設で発生した患者は、従来どおり、10日間の療養期間
  • ただし、症状があった方は10日目まで、症状がない方も7日目までは、感染リスクが残っていますので、自主的な感染予防を徹底する必要があります
    • 検温など自分の健康状態の確認を行う
    • 高齢者などハイリスク患者との接触、高齢者施設への訪問を控える
    • 感染リスクの高い場所の利用や会食等を避ける
    • マスクを着用する

<医知場の目>

下記の表は、2022年9月7日の厚生労働省の専門者会議で、国立感染症研究所の鈴木忠樹氏が提出した資料です。日毎の残存リスク(感染性ウイルス排出者の割合)は、従来の解除基準であった11日目の3.6%に対し、短縮された8日目では16.0%と、まだかなりの割合の方がウイルスを排出しています。療養期間が短縮されると、感染リスクのある方が不用意に出歩いてしまう心配が残ります。

第98回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年9月7日)
国立感染症研究所・鈴木忠樹氏提出資料

濃厚接触者の待機期間が短縮されました

濃厚接触者とは

  • 濃厚接触者とは、感染者に症状がでた2日前から、
    1. 感染者と同居または長時間の接触(車内、航空機内での接触を含む)
    2. 感染者と適切な感染防護なしに診察、看護、介護していた
    3. 感染者の痰や体液などの汚染物質に直接触れた可能性が高い
    4. 感染者と、手で触れることの出来る距離(目安として1m)で、必要な感染予防策なしで、15分以上の接触があった

濃厚接触者の待機期間

  • 2022年7月22日より変更
  • オミクロン株の場合の対応
  • 7日間を経過するまでは、検温など自分の健康状態の確認を行うこと
  • ただし、医療従事者、介護従事者、障がい者支援施設等の従事者は、毎日の業務前に抗原検査等で陰性を確認することで業務に従事可能

自宅待機中の過ごし方

  • 不要不急の外出は控えてください。やむを得ず外出する際は、マスクの着用や手指衛生などの感染対策を行い、必要最小限で済ませてください。
  • 通勤や通学もお控えください。在宅勤務、リモート授業などは差し支えありません。
  • 公共交通機関は使用しないでください(不特定多数が利用する電車、バス、タクシー、飛行機など)。
  • 毎日2回(朝・夕)の体温と症状の有無をご確認ください。発熱、咳、息苦しさ、強い倦怠感などの症状に注意し、これらの症状が見られたら、事前に連絡のうえ、医療機関を受診してください。

発生届の対象が縮小されます

2022年9月26日より、医師が新型コロナウイルス感染者の診断をした場合の発生届の対象が、これまでは全例登録から、以下のいずれかに該当する方に限定されます。

  1. 65歳以上の者
  2. 入院を要する者
  3. 重症化リスクがあり、かつ、新型コロナ治療薬の投与が必要な者
  4. または、重症化リスクがあり、かつ、新型コロナ罹患により新たに酸素投与が必要な者
  5. 妊婦

新型コロナウイルス感染症と熱中症の区別は難しい

熱中症とCOVID-19は臨床症状から鑑別することはできない

 臨床症状
熱中症Ⅰ度:めまい、立ちくらみ、生あくび、発汗、筋肉痛、筋痙攣Ⅱ度:頭痛、嘔気・嘔吐、全身倦怠感、軽度の意識障害Ⅲ度:高度の意識障害、小脳症状、痙攣発作
COVID-19発熱、悪寒・戦慄、全身倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛、呼吸困難、鼻汁、咽頭痛、咳嗽、くしゃみ、嗄声、嘔気、下痢、腹痛、耳痛、嗅覚・味覚異常、意識障害、ブレインフォグ*、胸痛、動悸、眼痛、皮疹
新型コロナウイルス流行下における熱中症対応の手引き(第2版)

*ブレインフォグ:思考が鈍くなったり、ぼんやりしたりすること

熱中症とCOVID-19の特徴的な臨床症状の発生頻度

臨床症状熱中症COVID-19
発熱(高体温)大多数26.7-39.2%
筋肉痛Ⅰ度の定義19.1-34.2%
筋痙攣Ⅰ度の定義ほとんどなし
頭痛Ⅱ度の定義68.2-76.5%
全身倦怠感Ⅱ度の定義14.6-20.4%
嘔気Ⅱ度の定義12.6-19.7%
意識障害Ⅲ度の定義1-20%
鼻汁通常はない74.9-82.6%
咽頭痛通常はない68.4-71.0%
咳嗽通常はない49.5-49.9%
くしゃみ通常はない61.3-69.3%
嗄声通常はない42.0-42.8%
呼吸困難6.3-11.3%4.3-5.1%
嗅覚障害通常はない49.9%(従来型)22.3-27.7%(オミクロン株)
新型コロナウイルス流行下における熱中症対応の手引き(第2版)

熱中症予防 × コロナ感染予防(COVID-19流行下の熱中症予防)

  1. マスク着用により、熱中症のリスクが高まります。
    • 屋外で2m以上、十分に離れているときは、熱中症を防ぐためにマスクをはずしましょう
    • マスク着用時は
      • 激しい運動は避けましょう
      • のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう
      • 気温・湿度が高いときは、とくに注意しましょう
  2. 暑さを避けましょう
    • 涼しい服装、日傘・帽子
    • 少しでも体調が悪くなったら、涼しい場所へ
    • 涼しい室内に入れなければ、日陰へ
  3. のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう
    • 1日あたり、1.2Lを目安に(1時間ごとにコップ1杯、入浴前後や起床後もまず水分補給)
    • 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに
  4. エアコン使用中も、こまめに換気をしましょう(エアコンを止める必要はありません)
    • 一般的な家庭用エアコンは、室内の空気を循環させるだけで、換気は行っていません。
    • 窓とドアなど2か所を開ける
    • 扇風機や換気扇を併用する
    • 換気後は、エアコンの温度はこまめに再設定
  5. 暑さに備えた体づくりと日頃から体調管理をしましょう
    • 暑さに備え、暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で適度に運動(「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度)
    • 水分補給は忘れずに
    • 毎朝など、定時の体温測定と健康チェック
    • 体調が悪い時は、無理せず自宅で静養
  • 知っておきたい 熱中症に関する大切なこと
    1. 熱中症警戒アラートの発表時は熱中症予防行動の徹底を!
      • 運動を原則中止。外出をなるべく避け、涼しい室内に移動してください。
    2. 熱中症による死亡者の約8割が高齢者。約半数が80歳以上。
    3. 高齢者の熱中症は半数以上が自宅で発生
      • 高齢者は自宅を涼しく、若い世代は屋外での作業中・運動中に注意が必要

<参考> 環境省・厚生労働省「熱中症予防×コロナ感染防止」

オミクロン株、BA.5

  • 2021年11月24日に南アフリカからWHOへ最初のオミクロン株感染者が報告されましたが、現在は世界中のほぼ全てがオミクロン株(B1.1.529系統)で、その他の系統はほとんど検出されていません。オミクロン株の中には多くの亜系統が発生しているが、全世界的にBA.5系統が主流となっています。
  • 日本国内でも、2022年2月頃にデルタ株からオミクロン株の亜系統であるBA.1系統、次にBA.2系統、現在はBA.5系統に置き換わっています。
  • オミクロン株は、スパイクタンパク質に30ヶ所ほどの変異があり、このうち15ヶ所はウイルスがヒトの細胞の受容体と結合する部位にあります。この変異によって、ヒト細胞への感染性が高まっていたり、抗体医薬が結合できなくなったり、ワクチンの効果を低下させたりする可能性があります。
  • オミクロン株の潜伏期間はこれまでの流行株と比べて短く、約3日
  • BA.5系統は、感染力が強く、ワクチンの効果が低下している可能性がありますが、重症化しやすいという報告はありません。

新型コロナウイルスはエアロゾルで感染する

感染者(無症状病原体保有者を含む)から咳、くしゃみ、会話などの際に排出されるウイルスを含んだ飛沫・エアロゾル(飛沫より更に小さな水分を含んだ状態の粒子)の吸入が主要感染経路と考えられる。通常は感染者に近い距離(1m以内)で感染するが、エアロゾルは1mを超えて空気中にとどまりうることから、換気不十分な環境などでは、感染が拡大するリスクがある。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第6.0版
厚生労働省 2021年11月2日発行

ということは、マスクと換気、3密を避けることが最大の感染対策です

新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について

ファイザー社、武田/モデルナ社の新型コロナワクチン接種後に、ごくまれに、心筋炎・心膜炎を発症した事例が報告されています。とくに10代・20代の男性の2回目の接種後4日ほどの間に多い傾向があります。ワクチン接種後に胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

厚生労働省「新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について(10代・20代の男性と保護者の方へのお知らせ)」(2021年10月15日) から詳細をご覧ください。

どのようにして感染するのか

  • 感染者(無症状を含む)から咳,くしゃみ,会話などの際に排出されるウイルスを含んだ飛沫・エアロゾル(飛沫より更に小さな水分を含んだ状態の粒子)の吸入が主な感染経路と考えられています。
  • 通常は感染者に近い距離(1m以内)で感染するが、エアロゾルは1mを超えて空気中にとどまりうることから、換気不十分な環境などでは感染が拡大するリスクがあります。
  • ウイルスが付着した場合の生存期間は、プラスチック表面で最大72時間、ボール紙で最大24時間

妊娠中に自宅や宿泊療養(ホテルなど)となられた方へ

  1. 以下のような妊娠に関連した異常については、かかりつけの産婦人科の先生に連絡してください。
    • 性器出血、破水感、頻回の子宮収縮、胎動減少、強い腹痛など
    • その他、助産師さん等からの妊婦健診時に言われた症状
  2. 新型コロナウイルス感染症の症状について、以下の健康観察を行ってください。
    • 呼吸状態、心拍数や呼吸数の計測
    • 体温
    • パルスオキシメーター(サチュレーションモニター)をお持ちの場合は、酸素飽和度(血液内の酸素の量:SpO2)の計測
    • 以下の場合には、かかりつけの産婦人科の先生もしくは保健所に連絡してください。
      1. 1時間に2回以上の息苦しさを感じる時
      2. トイレに行くときなどに息苦しさを感じるようになった時
      3. 心拍数が1分間に110 回以上、もしくは呼吸数が1分間に20回以上
      4. 安静にしていても酸素飽和度が93-94%から1時間以内に回復しない時(妊娠中は赤ちゃんのために 95%以上の酸素飽和度が必要です)
    • 以下の場合は、すぐに救急車を要請してください。 
      1. 息苦しくなり、短い文章の発声も出来なくなった時
      2. 酸素飽和度(SpO2)が92%以下になった時

自宅療養、感染予防のポイント

  • 自宅療養中の方は、これらのことを守ってください
    • 自宅療養中は、外出をしないでください。
    • 鼻をかんだティッシュなどは、ビニール袋に入れ、口をしばってから部屋から持ち出してください。
    • 同居者がいる場合は、生活空間を分け、極力、個室から出ないようにしてください。部屋をでるときは、手をアルコールで消毒し、マスクを着用してください。1時間に1回、窓を5-10分くらい開け、部屋の換気を行ってください。
  1. 部屋を分けましょう
    • 個室にしましょう。食事や寝るときも別室にしてください。
    • 子どもがいる方、部屋数が少ない場合など、部屋を分けられない場合には、少なくとも2m以上の距離を保ったり、仕切りやカーテンなどを設置しましょう。
    • 本人は極力部屋からでないようにしましょう。
    • トイレ、浴室などの共有は最小限にしましょう。
  2. 感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方にしましょう
    • 看病をする人は一人に限定しましょう。
    • 持病のある方、妊婦の方がお世話をするのは避けてください。
  3. 感染者・同居者は、お互いにマスクをつけましょう
    • 使用したマスクは他の部屋に持ち出さない。
    • マスクの表面には触れない。
    • マスクを外した後は、手指消毒と手洗いを。
  4. 感染者・同居者は、小まめに手を洗いましょう
    • 洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください。ウイルスが粘膜を通して感染することがあります。
  5. 日中はできるだけ換気をしましょう
    • 換気が悪いと、空気中に長時間ウイルスが漂っていることがあります。
  6. 取っ手、ノブなどの手のよく触れる共用する部分をそうじ・消毒しましょう
    • 界面活性剤を含む食器用洗剤・家庭用洗剤・住居用洗剤・洗濯用洗剤、石けん、アルコール(濃度60%以上)、次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
  7. 汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
    • タオルや衣類は共用を避けます。
    • 衣類・布団、枕カバーは、下痢、嘔吐などの体液がついている可能性がある場合は、80℃、10分以上の熱湯消毒をしてから、通常の洗濯を行います。
    • 色落ちが気にならないものであれば、薄めた次亜塩素酸ナトリウム(0.05%)も有効です
  8. ゴミはビニール袋に密閉して捨てましょう
    • 鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨てください。
    • ゴミ箱は感染者専用にします。
    • 作業後は直ちに手を石けんで洗いましょう。

<参考> 東京iCDC専門家ボード「新型コロナウイルス感染症 自宅療養者向けハンドブック(第3版)」(2022年1月)

変異型コロナウイルスについて

一般的にウイルスは増殖や感染を繰り返す中で、少しずつ遺伝子配列の変異を起こし、変異株が作られます。新型コロナウイルスも約2週間で、新たな遺伝子変異を起こした変異株ができていると考えられています。国立感染症研究所では、変異株のリスクに応じて、懸念される変異株(VOC:Variants of Concern)、注目すべき変異株(VOI:Variants of Interest)、監視下の変異株(VUM:Variants Under Monitoring )に分類しています。

  1. 懸念される変異株(VOC)=感染性や重症度が増す・ワクチンの効果を弱めるなど、ウイルスの性質が変化した可能性が明らかなもの
    • デルタ株
    • オミクロン株
  2. 注目すべき変異株(VOI)=感染性や重症度、ワクチンの効果に影響を与える可能性があり、国内への侵入や増加のリスクがあるもの
    • 現在なし
  3. 監視下の変異株(VUM)=感染性や重症度、ワクチンの効果などに影響を与える可能性がある。または、VOCやVOIに指定されていたが感染例が激減したもの
    • アルファ株
    • ベータ株
    • ガンマ株

*系統名は、PANGOという新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法です。カッコ内の変異株名は、WHOラベルという通称を表しています。

PABGO系統
(WHOラベル)
最初の検出主な変異#感染性
(従来株比)
重篤度
(従来株比)
再感染やワクチン効果
(従来株比)
B.1.351系統
(ベータ株)
2020年5月
南アフリカ
N501Y
E484K
5割程度高い可能性入院時死亡リスクが高い可能性ワクチンや抗体医薬の効果を弱める可能性
P.1系統
(ガンマ株)
2020年11月
ブラジル
N501Y
E484K
1.4-2.2倍高い可能性入院時死亡リスクが高い可能性ワクチンや抗体医薬の効果を弱める可能性
従来株感染者の再感染の事例報告あり
B.1.617.2系統
(デルタ株)
2020年10月
インド
L452R
高い可能性
(アルファ株の1.5倍)
入院時死亡リスクが高い可能性ワクチンの効果を弱める可能性
B.1.1.529系統
(オミクロン株)
2021年11月
南アフリカ等
N501Y
E484A
高い可能性十分な情報なし再感染リスク増加の可能性
ワクチンの効果を弱める可能性
<参考> 国立感染症研究所「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルスの変異株について(第15報)」(2022.3.28)

# 数字は遺伝子の位置、両側の英字はアミノ酸の略号を表しています。N501Yは501番目のアミノ酸がアスパラギン(N)からチロシン(Y)に変異しているという意味です。E484Kは484番目のアミノ酸がグルタミン酸(E)からリシン(K)に、L452Rは452番目がロイシン(L)からアルギニン(R)に変異しています。

症状

感染から1日から14日(多くは5日程度)の潜伏期間の後に、次のような症状が現れます。他人への感染は、発症する2−3日前より始まり、発症直後が感染力が最も強くなります。ただし,オミクロン株は潜伏期が2-3日で、曝露から7日以内に発症する者が大部分です。症状がでる前から感染性があり、発症から間もない時期の感染性が高いことが 大流行の原因となっています。

  • 発熱
  • 咳が長引く(1週間前後)
  • 強い倦怠感(だるさ)
  • 息切れ、息苦しさ(呼吸困難)
  • 胸の痛みや圧迫感
  • のどの痛み
  • 味や匂いがしなくなる(若年者、女性に多い)
  • 下痢、嘔吐(10%未満)
  • すぐに診察を受けなければならない危険な症状
    1. 息苦しい、息切れ、呼吸困難、唇や顔色が青ざめる
    2. 胸の持続的な痛みや圧迫感
    3. 意識がもうろうとする、言葉がしゃべりにくい、体が動かない
  • 80%の方はとくに治療せずに回復しますが、6人に1人は重症化し、呼吸困難となります。高齢者や他の病気(高血圧、心臓病、糖尿病など)で治療中の方は重症化しやすい傾向があります。とくに、発熱・咳に息苦しさを伴う場合は、注意する必要があります。また、血管に血液がつまり血栓を作ると、肺塞栓症や脳梗塞をおこし、致命的になることがあります。
重症化のリスク因子
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第8.0版」厚生労働省

臨床症状の頻度

新型コロナウイルス感染症の症状の頻度
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5版」厚生労働省
  • オミクロン株による感染では,ウイルスが鼻やのどで増殖しやすいため、鼻みず、鼻づまり、のどの痛みなどの風邪のような症状が増えています

経過

新型コロナウイルス感染症の経過
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5版」厚生労働省

診断

  • 核酸検出検査:ウイルス遺伝子を特異的に増幅するPCR検査。PCR検査はウイルス遺伝子の一部を増幅させることで、採取したサンプルにウイルスがいるかどうかを検査する方法です。この検査によって、きわめて微量のウイルスの存在を調べることができます。増幅した遺伝子には、病原性はありません。
  • 抗原検査:ウイルスのタンパク質を検出します。定量検査と定性検査があり、定性検査は簡便に検査できるキットがありますが、感度はPCR検査に劣ります。
  • 抗体検査:症状がでてから1−3週間後に陽性となり、すでに感染したかどうかを判定するために使われます。
    • 患者の鼻腔や咽頭から検体を採取する場合、飛沫からの感染リスクが高くなるため、採取する人はサージカルマスク、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)、ガウン、手袋を着用する必要があります。

画像診断

  • 肺炎の画像上の所見としては、両肺の末梢側にすりガラス状の陰影を認めることが多いのですが、新型肺炎だけに特徴的な所見ではありません。胸部X線ではわかりにくく、CT検査で小さな病変がみつかる例もありますが、全員にCT検査を推奨されるわけではありません。

重症度分類(医療従事者が評価する基準)

  • 重症度は、血液中の酸素濃度(酸素飽和度)と呼吸困難の程度によって決まります。中等症Ⅱ以上は、酸素投与が必要です。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第8.0版」厚生労働省

治療

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第8.0版」厚生労働省

治療薬:( )内は商品名

  1. レムデシビル(ベクルリー点滴静注液):エボラウイルス感染症の治療薬として開発。RNAウイルスの複製を阻害
  2. モルヌピラビル(ラゲブリオ):RNA合成酵素阻害薬、重症化リスクのある患者が対象。ただし、妊婦には投与しない
  3. ニルマトレルビル/リトナビル(パキロビッドパック):SARS-CoV-2 のプロテアーゼ阻害薬
  4. ソトロビマブ(ゼビュディ):新型コロナウイルスの中和抗体薬
    • カシリビマブ/イムデビマブと同様に、発症から時間の経っていない軽症例で重症化を抑制する効果あり
    • オミクロン株(B1.1.529系統/BA.2系統,BA.4系統およびBA.5系統)に対して有効性が減弱している可能性あり
  5. カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ):新型コロナウイルスの中和抗体薬
    • SARS-CoV-2スパイク蛋白の受容体結合ドメインに対するモノクローナル抗体
    • 中和抗体薬は発症から時間の経っていない軽症例に効果がある
    • 重症化リスク因子があり、酸素投与を必要としない患者が対象
    • オミクロン株(B1.1.529系統/BA.2系統,BA.4系統およびBA.5系統)に対して有効性が減弱している可能性あり
  6. チキサゲビマブ/シルガビマブ(エバジェルド):新型コロナウイルスの中和抗体薬、筋肉注射
  7. ステロイド(デキサメタゾン):コルチコステロイドの抗炎症作用によって、有害な炎症反応を予防または抑制する
  8. バリシチニブ(オルミエント錠):関節リウマチに使われる薬でJAKキナーゼ阻害薬
  9. トシリズマブ(アクテムラ):関節リウマチに使われる薬で抗IL-6受容体モノクローナル抗体。ステロイド薬と併用する
  10. ヘパリン:血栓塞栓症の合併を予防

罹患後症状

新型コロナウイルス感染後の一部の患者さんに、なんらかの症状が持続したり、ぶり返したりすることがあります。いわゆる、コロナ後遺症です。WHO は下記のような症状が少なくとも2ヶ月以上続き、他の疾患で説明がつかないものを罹患後症状(post-COVID-19 condition)と定義しています。これらの罹患後症状は時間とともにほとんどの患者さんで改善すると考えられていますが、不明の点も多く残されています。

代表的な罹患後症状
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第8.0版」厚生労働省

いまわかっている11のこと

  1. 日本では、これまでにどれくらいの人が新型コロナウイルス感染症と診断されていますか。
  2. 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡する人はどれくらいですか。
    • 重症化する人や死亡する人の割合は高齢者で高い傾向にあります。
    • 重症化する割合や死亡する割合は以前と比べて低下、オミクロン株が主体の2022年3月から4月では、
      • 重症化した人の割合は 50歳代以下で0.03%、60歳代以上で1.50%
      • 死亡した人の割合は50歳代以下で0.01%、60歳代以上で1.13%
      • ワクチンを3回接種された方の重症化・死亡リスクは2回接種以下に比べて大きく低下する
  3. 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化しやすいのはどんな人ですか。
    • 重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方です。
      • 基礎疾患:慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙など
    • ワクチン接種を受けることで、重症化予防効果が期待できます。
    • 30歳代と比較した各年代の重症化率は、50歳代で10倍、60歳代で25倍、70歳代で47倍、80歳代で71倍、90歳以上で78倍に上昇します。
  4. 海外と比べて、日本で新型コロナウイルス感染症と診断されている人の数は多いのですか。
    • 2022年9月3日時点での日本の人口当たりの感染者数は、主要国を上回っています。死者数は、主要国と比べて低い水準です。
  5. 新型コロナウイルスに感染した人が、他の人に感染させてしまう可能性がある期間はいつまでですか。
    • 症状のでる2日前から、症状がでて7-10日間程度です。とくに、症状がでる直前・直後でウイルス排出量が高くなると考えられています。このため、症状がなくとも、不要・不急の外出を控えるなど感染防止に努める必要があります。
  6. 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、どれくらいの人が他の人に感染させていますか。
    • 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下です。 このため、1人の感染者が何人もの人に感染させてしまうことがなければ、流行を抑えることが可能です。不要・不急の外出を控えることや、人と接するときにはマスクを着用することなど、多くの人に感染させることのないように行動することが大切です。
  7. 新型コロナウイルス感染症を拡げないためには、どのような場面に注意する必要がありますか。
    • 主に飛沫感染や接触感染によって感染するため、3密(密閉・密集・密接)の環境で感染リスクが高まります。 このほか、飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、休憩室・喫煙所・更衣室でも感染が起きやすく、注意が必要です。
  8. 新型コロナウイルス感染症を診断するための検査にはどのようなものがありますか。
    • PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査等があり、体内にウイルスが存在し、ウイルスに感染しているかを調べるための検査です。なお、抗体検査は、過去に新型コロナウイルス感染症にかかったことがあるかを調べるものです。
  9. 新型コロナウイルス感染症はどのようにして治療するのですか。
    • 軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬などの対症療法を行います。
    • 重症化リスクのある方は、中和抗体薬や経口の抗ウイルス薬で重症化を予防します。
    • 呼吸不全を伴う場合には、酸素投与や抗ウイルス薬、ステロイド薬 (炎症を抑える薬)、免疫調整薬の投与を行い、改善しない場合には人工呼吸器等による集中治療を行うことがあります。
  10. 現在、日本で接種できる新型コロナワクチンはどのようなワクチンですか。どのように接種が進みますか。
    • 国内では、ファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチン、アストラゼネカ社のウイルスベクターワクチン、ノババックス社の組換えタンパクワクチンが接種されています。
    • 初回接種(1回目・2回目)
      • ファイザー社のワクチンは5歳以上、モデルナ社のワクチンは12歳以上、アストラゼネカ社のワクチンは原則40歳以上、ノババックス社のワクチンは12歳以上が対象です。
    • 追加接種
      • 2021年12月1日より、2回目の接種が完了した方を対象に追加接種が開始されています。ファイザー社のワクチンを12歳以上に、モデルナ社、ノババックス社のワクチンを18歳以上の方に接種します。
    • 4回目接種:60歳以上の方、基礎疾患のある方、重症化リスクがある方、医療従事者、高齢者施設の従事者などが対象
    • ワクチンの発症予防効果、重症化を予防する効果が確認されていますが、オミクロン株では限定的との報告があります。
    • ワクチンの副反応には、注射部位の痛み、疲労感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱などがありますが、いずれも数日で回復します。まれな頻度で、重症のアナフィラキシーが報告されています。
  11. 新型コロナウイルスの変異について教えてください。
    • 一般的にウイルスは増殖・流行を繰り返す中で少しずつ変異し、新型コロナウイル スも約2週間で一か所程度の速度で変異を起こしています。現在、B.1.1.529系統(オミクロン株)の亜系統であるBA.5系統の変異株が日本を含む世界各地で主流です。さらに、新たな変異株に警戒が必要になっています。

<参考> 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識 (2022年9月版)」

かかりつけ医に相談する目安

  • 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。
    • 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
    • 重症化しやすい方(*)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
      • (*) 高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
    • 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
  • 発熱等の症状のある方は、まずはかかりつけ医等の地域で身近な医療機関に電話相談してください。相談先に迷った場合等は、最寄りの保健所の「受診・相談センター」に電話してください。

予防

かぜやインフルエンザと同様の予防策を行いましょう。

  1. マスクの着用
    • マスクは咳やくしゃみでウイルスなどが飛び散って他人に感染するのを防ぐことが主な目的です。咳やくしゃみなどの症状があるときは、積極的に使用してください。
  2. 石けんやアルコール消毒液などによる手洗い
    • とくにトイレに行くとき、食事の前、鼻をかんだ後、咳やくしゃみをしたとき
  3. 手を洗わずに、目や鼻、口などを触らない
  4. かぜ症状のある方との接触を避ける
  5. 体調の悪いときは、外出しない
  6. よく触るテーブルの表面などは、消毒スプレーでよく拭く
  7. 咳エチケット
    • 咳やくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着し、他の人に病気をうつす可能性があります。咳・くしゃみをするときは、マスクやティッシュ・ハンカチなどを使って口や鼻をおさえましょう。

新型コロナウイルス感染症で、ご自宅などで療養されている方は、次のような症状を自覚したり、ご家族が発見したときは、すぐに相談窓口などに連絡してください。

  1. 顔色が明らかに悪い
  2. 唇が紫色になっている
  3. いつもと違う・様子がおかしい
  4. 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
  5. 急に息苦しくなった
  6. 生活をしていて少し動くと息苦しい
  7. 胸の痛みがある
  8. 横になれない、座らないと息ができない
  9. 肩で息をしている
  10. 突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた
  11. ぼんやりしている(反応が弱い)
  12. もうろうとしている(返事がない)
  13. 脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする

<参考> 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養・自宅療養における 健康観察における留意点について」(2020年4月27日)

花粉症に紛れ込む新型コロナ

新型コロナウイルス感染症は、発熱、のどの痛み、咳、くしゃみ、鼻水、全身倦怠感、味覚・嗅覚異常など症状は多彩です。一方、花粉症の患者さんは、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻・目のかゆみなどを訴え、新型コロナウイルス感染症とそっくりな症状があれわれるときがあります。花粉症と思われている患者さんのなかに、新型コロナウイルス感染症患者が紛れ込んでくるリスクがあることを考えておく必要があります。

日本感染症学会「花粉症患者の中に紛れ込む新型コロナウイルス感染症のリスク−“あやしい”と感じたときには積極的な検査を−」より引用

これまでの経過

2019年12月下旬、中国湖北省武漢市で新型コロナウイルス感染症の流行が報告されました。ほとんどの患者は魚や獣肉を扱う海鮮市場の関係者で、市場は2020年1月1日に閉鎖されました。当初は、動物からヒトへの感染のみと考えられていましたが、武漢市からのタイや日本への旅行者からも新型コロナウイルスの感染が報告され、ヒトからヒトへ感染が拡大していることがわかりました。

コロナウイルスは多くの種類があり、一部のウイルスはヒトに日常的に感染を起こし「かぜ」の原因になります。しかし、大半のコロナウイルスは、ラクダや猫、コウモリなどの動物の間だけで感染します。ごくまれに、動物のコロナウイルスが変異を起こし、ヒトに感染して流行することが知られています。

これまでにヒトで集団発生を起こした新型のコロナウイルスは、SARSウイルス(SARS-CoV)、MERSウイルス(MERS-CoV)の2種類が知られています。今回の「新型コロナウイルス」は、この2種類とは異なる新しいウイルスです(SARS-CoV-2)。新型コロナウイルスは、動物からヒトへの感染から、ヒトからヒトへと感染が拡大しています。

  • SARS(重症急性呼吸器症候群)は2002年に中国広東省で発生しましたが、コウモリのコロナウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こしたと考えられています。
  • MERS(中東呼吸器症候群)は2012年にサウジアラビアで発生しましたが、ヒトコブラクダのウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こしたと考えられています。
  • COVID-19:2020年2月11日、WHOは中国湖北省武漢市で発生し、世界的な流行を起こしている「新型コロナウイルス感染症」を「COVID-19」と名付けました。混乱しやすいですが、感染症としての病名が「COVID-19」で、原因ウイルスは「SARS-CoV-2」と呼ばれます。

2020年3月11日、WHO事務局長は、現状をパンデミック(世界的な大流行)であると表明しました。COVID-19は史上初めてのコロナウイルスによるパンデミックとなります。(COVID-19 can be characterized as a pandemic. This is the first pandemic caused by a coronavirus.)

4月7日、政府は、7都府県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県)に「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」。4月16日、全都道府県に拡大。

5月14日、北海道・東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・京都を除く39県で緊急事態宣言を解除。5月25日、全都道府県で解除。

7月22日、観光庁 Go To トラベル事業開始(東京都は対象外)

10月1日、Go to トラベル事業、東京都も対象に
10月1日、農林水産省、Go to Eat キャンペーン開始
10月2日、トランプ大統領がCOVID-19に感染

2021年
1月8日、埼玉・千葉・東京・神奈川の1都3県を対象に2月7日までの緊急事態宣言が発出
1月13日、大阪・兵庫・京都・愛知・岐阜・福岡・栃木の7つの府県を緊急事態宣言の対象地域に追加

2月14日、新型コロナワクチン 国内初の正式承認(米ファイザー製)
2月17日、新型コロナワクチン、医療従事者に先行接種始まる

4月5日、「まん延防止等重点措置」大阪、兵庫、宮城
4月12日、「まん延防止等重点措置」東京、京都、沖縄
4月20日、「まん延防止等重点措置」埼玉、千葉、神奈川、愛知
4月25日、東京、大阪、兵庫、京都に3回目の「緊急事態宣言」

5月7日、愛知、福岡に「緊急事態宣言」
5月16日、北海道、岡山、広島に「緊急事態宣言」

7月12日、東京に4回目の緊急事態宣言
7月23日、東京オリンピック、開幕

8月2日、緊急事態宣言、6都府県に拡大(東京、沖縄、埼玉、千葉、神奈川、大阪)
8月8日、東京オリンピック閉幕
8月19日、自宅療養中の妊婦 受け入れ先見つからず早産で新生児死亡
8月27日、緊急事態宣言の対象地域に、北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県が追加

11月1日、東京都の新型コロナ感染者が1年5か月ぶりに1桁に
11月27日、新変異ウイルス「オミクロン株」 懸念される変異株に指定

12月25日、抗体カクテル療法はオミクロン株に効果期待できず、投与推奨せず

2022年
1月21日、政府「まん延防止措置」13都県に適用へ

3月18日、上海ロックダウン(中国ゼロコロナ政策)
3月22日、「まん延防止」、すべての地域で解除

4月19日、ノババックスのワクチンが正式承認

6月1日、上海ロックダウン解除
6月10日、外国人観光客受け入れ再開、添乗員付きツアー客限定

<ガイドライン・マニュアル>

<参考>

胸痛

心筋炎・心膜炎

2021年10月21日
マスクを着けた熱中症

熱中症と新型コロナウイルス感染症の区別は難しい

2021年7月28日
ノート

コロナでよくでる用語集

2021年1月19日
妊婦

妊娠と新型コロナウイルス

2021年1月6日
くしゃみ

インフルエンザ

2020年12月1日
検査

偽陰性と偽陽性

2020年9月29日
鼻腔検査

指定感染症とは、感染症の分類

2020年8月27日

熱中症の症状と対策

2019年8月14日
ラクダ

MERS(中東呼吸器症候群)

2015年6月3日

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